着物コーディネート”浴衣の下には何を着るの?” その1[肌着について]

街へ出ると浴衣がディスプレイされ、浴衣・帯・下駄・バッグのセット販売などを見かけます。でも、下着まではセット販売されていることが少なく何を着ればいいの…と悩まれている方も多いようなので、浴衣の時に着用している下着のお話を書こうと思います。ご参考になると嬉しいです。

和装用下着(肌着)

ワンピース型

和装用の肌着、夏用として販売されているものです。綿100%クレープ地でワンピース型のものです。浴衣はもちろん、暑い時期の着物の下着にもなります。生地が凸凹しているのでサラッとした肌ざわりが汗ばむ季節には気持ちよく、吸汗性・発汗性もあります。

きものと舞う 浴衣 下着

綿100% クレープ地 ワンピース(和装用)

きものと舞う 浴衣 下着

綿100% クレープ地 ワンピース(和装用)

 

こちらも、和装用の肌着、夏用として販売されているものです。上半身は綿100%の半袖シャツ、下半身はポリエステルの巻きスカートになっているワンピース型のものです。すぽっとかぶるだけの簡単使用です。浴衣、暑い時期の着物の下着にもなります。

きものと舞う 浴衣 下着

綿×ポリエステル ワンピース(和装用)

汗わきパットが付いているのが嬉しいですね。

きものと舞う 浴衣 下着

綿×ポリエステル ワンピース(和装用)

 

肌着+ステテコ

上半身は、和装用の肌着(肌襦袢)夏用として販売されているものです。綿80%麻20%で凸凹に織り上げられたざっくりとした生地は、肌にまとわりつかず涼しいです。もちろん吸汗性・発汗性もバッチリです。下半身は、和装用で販売されている綿100%クレープ地のステテコです。浴衣はもちろん、暑い時期の着物の下着にもなります。

綿麻  肌着+ステテコ (和装用)

綿80%麻20% 肌着(和装用)

 

こちらは、和装用の肌着(肌襦袢)で身ごろがさらし地となっていて、夏だけに限らず年中着用できます。袖の刺繍がポイントで、浴衣や着物の袖口からチラッとの見えるのがおしゃれです。

綿100% さらし 肌着+ステテコ (和装用)

綿100% さらし 肌着(和装用)

 

洋装用下着(肌着)

洋装用の下着でも対応できます!半袖シャツとステテコを組み合わせています。

きものと舞う 浴衣 下着

綿100%半袖シャツ+ステテコ (洋装用)

汗をかくので、吸汗性と発汗性のよい綿やシルクの半袖シャツがおすすめです。その際、衣紋からシャツが見えないように襟ぐりが広く開いているものを選びます。画像くらい開いていれば問題ないです。また、タンクトップなど袖のないものは避けています。腕を上げた時などに、脇(身八口)から腕の素肌がのぞいてしまいますので…。

きものと舞う 浴衣 下着

綿100% 半袖シャツ(洋装用)

浴衣下着をわざわざ購入しなくても、今お持ちのもので活用できるのがあるかもしれませんよ!

“ステテコ”、“ショーツ”、“ブラジャー”については、「浴衣下着のススメ その2」でご案内します。

 

特に夏場の肌着は、吸汗性と発汗性を重視しています。

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miwako iai

大阪出身八尾市在住。デザイン事務所や広告代理店を経て、今は家業を手伝いながら好きな“きもの”もお仕事にしています。洋服も好きだから、きもの&洋服ライフを楽しむ日々。日本舞踊を15年お稽古したり、伝統芸能にも興味あり。日本の美しさを大切にしていきたいです。