片岡仁左衛門さんの色気は復讐の鬼になっても美しい! 七月大歌舞伎へ。大阪 松竹座 H29.7/3〜27

久しぶりの歌舞伎鑑賞、このお方のこの演目は観なくては!と、上方の歌舞伎役者を代表する片岡仁左衛門さんを目当てに、夜の部へ行ってきました。歳を重ねても変わらない色気に、今回も心が躍りました!


夜の部「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」、忠義とお金と女性に翻弄され、復讐の鬼となる“源吾兵衛”を仁左衛門さんが演じました。

むごくて苦しくなるような残虐な場面が、ただ、ただ、“美しい”のです!その美しさがどんどん胸に迫ってくるんです。本当は悪人ではない人達が、悪い事をやりたくてやっている訳ではない、ということが根底にあることが伝わります。演目の力と、仁左衛門さんの魅力だと思いました。

色気と気品のある仁左衛門さんだからこそ、美しさにより磨きがかかった源吾兵衛になるんだろうなぁ〜と、ぽーっとなりました。本当に悪っぽい人がこの役をやったら…(汗

花道で青白いライトにあたり、不気味に微笑む顔さえも美しくて!何度も観たくなります。(これは個人的ファン心理かも、ふふっ)

歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人にて、仁左衛門さんが「盟三五大切」を語っていますのでご興味あればどうぞ。

<おまけ>

松竹座の2階には売店や飲食ができるスペースがあります。歌舞伎役者さんグッズなども販売されています。


私はいつも、道頓堀 今井さんのお弁当を買って持参し、休憩の時に客席や、こちらで食べます。食後に売店でコーヒー、というのがパターンです。

仁左衛門さんの色気に劇場の皆さまもぽーっとなったはず!!!
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miwako iai

大阪出身八尾市在住。デザイン事務所や広告代理店を経て、今は家業を手伝いながら好きな“きもの”もお仕事にしています。洋服も好きだから、きもの&洋服ライフを楽しむ日々。日本舞踊を15年お稽古したり、伝統芸能にも興味あり。日本の美しさを大切にしていきたいです。