2019初春文楽公演 夜の部へ、大好きな“阿古屋”が上演
今年の文楽鑑賞も初春文楽公演からスタート。今日は夜の部へ。
劇場内は、お鏡やにらみ鯛などお正月のお飾りで賑やかです。
夜の部は、「冥途の飛脚」「阿古屋琴責の段」。どちらも初春公演ではよく拝見する演目で、観やすいので初めてでも楽しめると思います。
太夫と三味線を間近で聴くのが好きなので、「出語り床(太夫と三味線が座るところ)」前の席によく座ります。ここにもお鏡が飾られてありました。
今回の「阿古屋琴責の段」は、阿古屋が琴・三味線・胡弓を弾くという内容で、いつも床前のかぶりつき席で三曲を堪能するのが楽しみなのです。
阿古屋の品と色気や、豪華な衣装もとても魅力的です。
艶やかと優雅さから百花の王と言われる“牡丹花”、それほど美しい女性と形容する太夫の語りと共に、舞台に登場する阿古屋。ハッとするようなその瞬間は、いつも楽しみで目が離せません。
小褄とる手もままなれど、胸はほどけぬ思ひの色。形は派手に気は萎れ、筒に生けたる牡丹花の、水上げかぬる風情なり(阿古屋琴責の段 より)
新年から、お目出度い雰囲気の中、華やかな舞台が観られてとても幸せな時間でした♪初春公演でないと味わえないです!
昼の部の「二人禿」では振袖姿の禿が舞うのですが、山村流の山村若栄先生が振付です。同じ山村流に属する自分には嬉しい気持ちになる演目です!
初春文楽公演は1月25日まで!幕見もありますよ〜
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miwako iai
大阪出身八尾市在住。デザイン事務所や広告代理店を経て、今は家業を手伝いながら好きな“きもの”もお仕事にしています。洋服も好きだから、きもの&洋服ライフを楽しむ日々。日本舞踊を15年お稽古したり、伝統芸能にも興味あり。日本の美しさを大切にしていきたいです。

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