きものコーディネート“6月の単衣”、お召のきものに博多の帯

今日は“お召(おめし)”のきものです。
糸に強い撚りをかけて織り上げるので生地にシボが現れます。糸を先に染めるので先染めのきものとも呼ばれ、紬になります。
また、江戸時代の将軍が好んで着た「お召し物」に、その名が由来するそうです。
光沢とシャリ感、コシのあるしっかりとした風合い。紬の中でも高級なものになります。

帯は博多の名古屋帯。大好きな雪輪柄でお気に入りの帯です。軽いので単衣の時季によく締めています。
帯揚げ、帯締めは夏物、半襟とじゅばんの袖は楊柳です。

お召し、レストランでのお食事、ちょっとしたお出かけにも着ていくことができますし、カジュアル過ぎずファーマル過ぎずという時にも重宝すると思います。
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miwako iai
大阪出身八尾市在住。デザイン事務所や広告代理店を経て、今は家業を手伝いながら好きな“きもの”もお仕事にしています。洋服も好きだから、きもの&洋服ライフを楽しむ日々。日本舞踊を15年お稽古したり、伝統芸能にも興味あり。日本の美しさを大切にしていきたいです。

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